脳卒中

朝夕と日中の寒暖差が激しい季節になると、急増するのが脳卒中です。
特に朝(AM6:00-8:00、脳梗塞)と、夕(PM6:00-8:00、脳出血・くも膜下出血)の2時間は、脳卒中発症のピークなので注意が必要となります。
起床後はすぐに動かないこと、トイレや洗面台など寒い場所に行く時は衣服を暖かくして行くこと、まずゆっくりお湯を一杯飲んでから活動すること、など、小さな配慮でリスクを回避できることもあります。
自律神経の乱れやすい夕方はリラックスタイムを取ること、首の後ろを15回くらいもみながら深呼吸するだけでもストレスが軽減されます。また、体を締めつけている下着やストッキング、ネクタイなどをゆるめて、緊張感をとき放つよう工夫してみましょう。
脳卒中とは・・・
脳梗塞(のうこうそく)、脳出血(のうしゅっけつ)、くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)といった脳血管障害のうち、急激に発症したものを脳卒中といいます。
日本では西暦760年の書物に記録があるとおり、古くから認識されていた病気です。
一時的な脳卒中で24時間以内に回復するものを一過性脳虚血発作といいます。一過性脳虚血発作は一時的に片目が見えなくなったり、ろれつがまわらない、半身麻痺などの症状が表れ、血液が流れるとそれらの症状がなくなるものですが、脳梗塞の前触れともいわれているので症状がなくなったからといって放置するのは危険です。

脳卒中の種類別に死亡率をみると、現在は脳梗塞がトップとなっています。
1960年代から脳出血による死亡率が高かったのですが、脳出血発症の主な原因は高血圧であったため、減塩などの食事療法や降圧薬治療により脳出血での死亡は減りました。しかし、脳梗塞がトップになりかわっただけで、脳卒中発症数自体は依然、増加傾向にあります。
ここで注目して頂きたいのは、脳卒中による死亡数は減ったけれど、脳卒中の発症自体は増加している、ということです。
多くの方がご存知のとおり、脳血管疾患の発症後、一命をとりとめたとしても、しばしば重篤な後遺症が残ります。リハビリなどで改善できることもありますが、寝たきりなどの要介護者の原因の3割以上が脳卒中によるものであるとのことです。国民医療費の1割を占めていることもあり、社会問題となっています。
脳卒中の発症リスクを知り、予防に努めていきたいですね。

脳卒中の発症リスクを知ろう!
高血圧
高齢
肥満
糖尿病
心臓病
脂質異常症
喫煙
中程度または多量の飲酒
ストレス
脱水
炎症
血液凝固系異常
以上が、脳卒中の発症リスクを高める危険素因です。ひとつでも当てはまる方は、原因を早めに対処、解決することが脳卒中の予防につながります。
中医学では脳卒中を原因別に4つに分けて考えて対応します。
肝腎陰虚
肝陽上亢
痰オ互阻
気滞血オ
それぞれに対応した漢方薬を服用するだけでなく、食生活や生活習慣の改善なども脳卒中の予防、また再発防止に功を奏します。早め早めの対策が肝心です。
中医学の考えかた
肝腎陰虚(かんじんいんきょ)
【主な症状】
めまい、かすみ目、耳鳴り、目や肌の乾燥、関節痛、夜間尿
【おすすめの食べもの】
すっぽん、鴨肉、うなぎ、海老、黒豆、クコの実、しいたけ、春菊、いちじく、梅、りんご、レモンなど
肝陽上亢(かんようじょうこう)
【主な症状】
イライラ、怒りっぽい、のぼせ、ほてり、ワキが痛い、片頭痛
【おすすめの食べもの】
葛、蓮の実、苦瓜、大豆、白きくらげ、なつめ、はと麦、香菜、セロリ、ローズマリー、柑橘類など
痰オ互阻(たんおごそ)
【主な症状】
口が粘る、むくみ、体が重だるい、肥満、しこりがある、あざ・しみ、慢性的な痛み・肩こり・生理痛・頭痛
【おすすめの食べもの】
かぼちゃ、はと麦、小豆、緑豆、昆布、ひじき、こんにゃくなど
気滞血オ(きたいけつお)
【主な症状】
ため息が多い、断れない性格、生真面目、ストレスフル、しこりがある、あざ・しみ、慢性的な痛み・肩こり・生理痛・頭痛
【おすすめの食べもの】
さんま、いわし、春菊、セロリ、くわい、ニラ、大根、ほうれん草、山査子、黒きくらげなど

生活養生法
野菜や海藻類を多く食べる
塩分摂取は一日6g以下にする
禁煙、お酒もできればやめる
お肉を控えめに、青魚を多めに摂る
一日30分、ヨガや散歩、太極拳などで気血の流れを促す
ストレスはその日のうちに解消する
過労しない、無理しない、早寝早起きを心がける
肥満の人は肥満を解消する

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