むくみは治せる?
むくみの原因
むくみ=浮腫(ふしゅ)には、長期間続くむくみと一過性のむくみとがあります。
むくみが起こった場合、まず疑われる病気は腎疾患です。次いで肝疾患、心疾患などが疑われます。長時間にわたるむくみ、長い期間続くむくみがある場合には、病院での検査も有効です。
服用中の薬の副作用である場合もありますが、これは服用前に説明を受けていると思います。
起床後数時間で消えるむくみは一過性で、飲食物やアルコールの影響から、妊娠中や生理前のホルモンバランスの乱れ、長時間同じ体制でいる、運動不足、筋力の低下などが原因として挙げられます。
こんな病気があります
顔のむくみ
ネフローゼ症候群、急性糸球体腎炎、甲状腺機能低下症、クッシング症候群、上大静脈症候群など。下肢のむくみ
糖尿病性腎症、慢性心不全、肺性心、肝硬変、静脈瘤、など。手足のむくみ
ネフローゼ症候群、急性糸球体腎炎、甲状腺機能低下症、ビタミンB1欠乏症、リンパ浮腫など。全身のむくみ
メネトリエ病、蛋白漏出性胃腸症など。
特発性浮腫とは?
いわゆる原因不明と診断される、全身性の浮腫です。
一定の周期で繰り返され、朝より夕方の体重が1kg~1.5kgくらい増えて、翌朝には戻るのが特徴です。女性の場合は、特に外見が気になり、神経質になったり、またむくみをなくそうとダイエットを試みたりするのですが、自己判断のダイエットがむくみを招いている、という見解もあります。
本当にむくみをなくしたいのであれば、あなたに合った方法で食事+生活習慣+漢方薬で、内面からのケアが近道です。
水分コントロール
中医学(中国漢方)では、水分コントロールに携わるのは、脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)の3つであると考えています。
乳児ですと体のおよそ75%が、子どもは70%、成人では60~65%、高齢者は50~55%が水分でできています。
口から入った水分は、まず脾が必要な水分を吸収し、肺へ送ります。
次に肺は皮膚や気道などを潤し、余分な水分を汗として発散します。この時、全身を潤すために水分を送り、最後に余った水は腎へと運ばれていき、更に不要になった水分は尿として排泄されます。
タイプ別の養生方法
脾(ひ)が弱いタイプ
【特徴】
特に下半身がむくむ。体が重だるい。腰や下肢が冷える。痩せているか、水太り。たるみがある。肌が黄色っぽい。疲れやすい。気疲れしやすい。消化器系が弱い。泥状便または便秘。【おすすめの養生法】
消化吸収力が低下しているため、炭水化物以外の栄養が吸収しにくいのが難点です。炭水化物を少な目にし、ミネラルビタミンたっぷりのおかずをたくさん摂ると良いでしょう。おすすめの食べものは、玄米、あさり、あゆ、鯉、キャベツ、そら豆、白菜、れんこん、大根、かぼちゃなどです。
運動は筋肉がつくような少しハードなものがおすすめです。また、誠実な人柄ですが、気を使いすぎては自分に負担がかかります。何事もほどほどに。
肺(はい)が弱いタイプ
【特徴】
むくみやすい。喘息やアレルギー体質。気管支が弱い。肌は白い。肌が弱い。慢性的な冷えがある。落ち込みやすい。背中のうぶ毛が濃い。鼻がつまりやすいまたは鼻水がよく出る。口呼吸。【おすすめの養生法】
免疫力が弱いので、しっかり食べましょう。おすすめの食べものは、白きくらげ、れんこん、スッポン、ナマコ、ゆり根、こんにゃく、みかん、菊花茶などです。
激しい運動は向きません。ヨガや太極拳でゆっくり抵抗力をつけていきましょう。また、睡眠不足で憔悴しやすいので、睡眠時間はしっかりと確保するようにしましょう。
腎(じん)が弱いタイプ
【特徴】
顔がむくみやすい。手足がほてる。顔が黒い。腰痛や関節痛がある。乾燥肌。抜け毛がある。爪が割れやすい。代謝が悪い。体温が低い。風邪をひきやすく治りにくい。協調性が高く、他人の影響を受けやすい。【おすすめの養生法】
腎の機能を改善し、血の流れをスムーズにしてあげると良いでしょう。おすすめの食べものは、山芋、黒豆、黒きくらげ、ひじき、まいわし、ほうれん草、人参、冬瓜、紫蘇などです。必ず温かい状態でいただきましょう。
また、腎機能が低下している方はマイナス思考になりがちなので、楽しく続けられる健康管理をしましょう。音楽を聴きながらヨガを楽しんだり、香りの良いハーブティーでリラックスも良いでしょう。
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